1928年(昭和3年)創設の歴史ある大会です。生まれつき視覚障害のある生徒のみならず、人生の途中で失明しながらも自立を目指して新たに学ぶ生徒など、幅広い世代の盲学校生らが全国から一堂に会します。自らの経験や苦悩、そこで得た新たな気づき、目標など、言葉を尽くし、あふれる思いを体いっぱいに伝える出場者の姿は、聞く者、見る者の心を強く揺さぶります。
第92回全国盲学校弁論大会全国大会(全国盲学校長会、毎日新聞社点字毎日、毎日新聞東京・大阪・西部社会事業団主催)が2024年10月4日、水戸市のホテルレイクビュー水戸で開かれました。「大切な場所」と題して発表した関東・甲信越地区代表で埼玉県立特別支援学校塙保己一学園高等部普通科3年のカーン・ファティマ・フランシスコさん(18)が優勝しました。
(毎日動画、約20分)
第92回全国盲学校弁論大会 カーンさんV 「大切な場所」語る /茨城
第92回全国盲学校弁論大会全国大会 大会詳細
第92回全国盲学校弁論大会全国大会 優勝したカーンさんの弁論全文
第92回全国盲学校弁論大会全国大会 マシコタツロウさんの特別講評
■大会の全ての弁論は「点字毎日活字版」10月24日増大号に掲載しています(1部262円)。大会の音声を収録した音楽CD(2枚組み)とデイジー版CD(1枚)を販売する予定です。各2000円、両方購入の場合は3500円になります(税と送料込み)。
■大会の全弁論を点字と活字で収録した「弁論集」を制作中です。2025年春をめどに、特別協賛の住友グループ広報委員会の協力で発行し、ご希望される方に無料でお送りします。
音声版と「弁論集」は準備が整いましたら、お知らせします。
問い合わせは点字毎日購読係(06・6346・8388)、もしくはメールでお願いします。
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第92回からは、一般の見学も可能となりました。
開催日時 | 2024年(令和6年)10月4日(金) 9時~12時30分 | ||||||||
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会場 | 公立学校共済組合水戸宿泊所ホテルレイクビュー水戸 〒310-0015 茨城県水戸市宮町1-6-1 電話 029-224-2727 ◇JR「水戸駅」南口下車徒歩約3分 | ||||||||
主催 | 全国盲学校長会/毎日新聞社点字毎日/毎日新聞東京・大阪・西部社会事業団 | ||||||||
主管校 | 茨城県立盲学校 | ||||||||
後援 | 文部科学省/茨城県教育委員会/NHK/日本点字図書館/日本ライトハウス/全国盲学校PTA連合会/一般社団法人 水戸観光コンベンション協会(順不同) | ||||||||
協賛 | 一般財団法人 安全交通試験研究センター/日本ライトハウス(順不同) | ||||||||
特別協賛 | 住友グループ広報委員会/公文教育研究会 | ||||||||
各賞 |
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本事業は、一般社団法人授業目的公衆送信補償金等管理協会(SARTRAS)の共通目的基金の助成を受け実施されています。 |
第91回全国盲学校弁論大会全国大会(主催・全国盲学校長会、毎日新聞社点字毎日、毎日新聞東京・大阪・西部社会事業団、特別協賛・住友グループ広報委員会、公文教育研究会) が10月6日、秋田市の秋田県立視覚支援学校で開かれました。「無意識の壁」と題して発表した大阪府立大阪南視覚支援学校高等部普通科2年の酒井響希(ひびき)さん(17)が優勝しました。
(毎日動画、約18分)
開催日時 | 2023年(令和5年)10月6日(金) 9時10分~12時30分 | ||||||||||
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会場 | 秋田県立視覚支援学校体育館 〒010-1409 秋田市南ケ丘1丁目1番1号 電話 018-889-8571 ◇JR「秋田駅」からタクシーで約15分 ◇「遊学舎前」バス停から徒歩約15分 | ||||||||||
主催 | 全国盲学校長会/毎日新聞社点字毎日/毎日新聞東京・大阪・西部社会事業団 | ||||||||||
主管校 | 秋田県立視覚支援学校 | ||||||||||
後援 | 文部科学省/秋田県教育委員会/NHK/日本点字図書館/日本ライトハウス/全国盲学校PTA連合会(順不同) | ||||||||||
協賛 | 一般財団法人 安全交通試験研究センター/日本点字図書館用具事業課/日本ライトハウス(順不同) | ||||||||||
特別協賛 | 住友グループ広報委員会/公文教育研究会 | ||||||||||
各賞 |
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本事業は、一般社団法人授業目的公衆送信補償金等管理協会(SARTRAS)の共通目的基金の助成を受け実施されました。 |
回 | 年 | 演題 | 氏名(校名) |
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第1回 | 1928年(昭和3年) | 特殊教育の充実と盲人の使命 | 二宮義雄(大分県立盲啞学校) |
第2回 | 1929年(昭和4年) | 順風をはらんで神に祈る | 森田正一(大阪市立盲学校) |
第3回 | 1930年(昭和5年) | 開拓者の精神 | 渡辺雅美(山口県立下関盲啞学校) |
第4回 | 1931年(昭和6年) | 吾人の誓い | 山根木正嗣(和歌山県立盲啞学校) |
第5回 | 1932年(昭和7年) | 光は闇の中に輝く | 熊谷善一(東京盲人技術学校) |
第6回 | 1933年(昭和8年) | うんとやりましょう諸共に | 田村次郎(大阪府立盲学校) |
第7回 | 1934年(昭和9年) | 私の信念 | 中島之典(熊本県立盲学校) |
第8回 | 1935年(昭和10年) | あきらめの彼方へ | 西崎清(京都府立盲学校) |
第9回 | 1936年(昭和11年) | 退いて無名の英雄たれ | 松本富穂(和歌山県立盲啞学校) |
第10回 | 1937年(昭和12年) | 二つの信条 | 丹下薫(大阪府立盲学校) |
第11回 | 1938年(昭和13年) | 種を蒔く人 | 奥住勇(新潟県立新潟盲学校) |
第12回 | 1939年(昭和14年) | 二つの潮流 | 樋口鶴男(東京同愛盲学校) |
第13回 | 1940年(昭和15年) | 世界一の果報者 | 吉沢茂(広島県立盲学校) |
第14回 | 1941年(昭和16年) | 真実の世界を求めて | 成田周三(和歌山県立盲啞学校) |
第15回 | 1942年(昭和17年) | 武器なき闘い | 粟井禮次(兵庫県立盲学校) |
第16回 | 1943年(昭和18年) | 日本の腰を強めましょう | 山田典子(岡山県立盲啞学校) |
第17回 | 1947年(昭和22年) | 盲女性の要望 | 西田和恵(奈良県立盲啞学校) |
第18回 | 1948年(昭和23年) | 母性愛にこたえて | 井村淳一郎(静岡県立静岡盲学校) |
第19回 | 1949年(昭和24年) | 新しい母 | 宮沢秀明(石川県立盲学校) |
第20回 | 1950年(昭和25年) | 愛の盲女子ホーム建設 | 花井久子(愛知県立名古屋盲学校) |
第21回 | 1951年(昭和26年) | 点字書籍を増やすには | 白畠庸(京都府立盲学校) |
第22回 | 1952年(昭和27年) | ブライユにこたえて | 近藤敏郎(大阪府立盲学校) |
第23回 | 1953年(昭和28年) | 偽るなかれ | 津野幸治(大阪府立盲学校) |
第24回 | 1954年(昭和29年) | 平和のともしび | 藤正坂二(広島県立盲学校) |
第25回 | 1955年(昭和30年) | 存在への勇気 | 中村茂(大分県立盲学校) |
第26回 | 1956年(昭和31年) | 友情箱 | 宮村健二(石川県立盲学校) |
第27回 | 1957年(昭和32年) | 小さな革命 | 小坂吉明(大阪府立盲学校) |
第28回 | 1958年(昭和33年) | イソップ物語に学ぶ | 竹本春子(兵庫県立盲学校) |
第29回 | 1960年(昭和35年) | 平凡なる非凡 | 太刀川武(新潟県立高田盲学校) |
第30回 | 1961年(昭和36年) | 青い小鳥を自己の手で | 佐川澄子(岡山県立岡山盲学校) |
第31回 | 1962年(昭和37年) | 信和寮と私 | 古川正雄(新潟県立高田盲学校) |
第32回 | 1963年(昭和38年) | 小さな勇気 | 信保明子(新潟県立高田盲学校) |
第33回 | 1964年(昭和39年) | 友情に生きたい | 水谷嘉子(愛知県立豊橋盲学校) |
第34回 | 1965年(昭和40年) | 理解されない盲人 | 岩井和彦(大阪府立盲学校) |
第35回 | 1966年(昭和41年) | 再び歩み姶める | 松尾素子(徳島県立徳島盲学校) |
第36回 | 1967年(昭和42年) | 盲学校という名に耐えて | 野沢信子(新潟県立高田盲学校) |
第37回 | 1968年(昭和43年) | 点字制定記念日に思う | 亀甲孝一(大阪市立盲学校) |
第38回 | 1969年(昭和44年) | 可能性への挑戦 | 森本和秀(和歌山県立和歌山盲学校) |
第39回 | 1970年(昭和45年) | 奉仕と感謝 | 戸田繁(大阪府立盲学校) |
第40回 | 1971年(昭和46年) | ある感動 | 小松俊子(高知県立盲学校) |
第41回 | 1972年(昭和47年) | 教育と職業の保障を | 渡辺昭一(大阪市立盲学校) |
第42回 | 1973年(昭和48年) | 希望に燃えて | 川田隆一(香川県立盲学校) |
第43回 | 1974年(昭和49年) | 夢からの第一歩 | 田中そのめ(静岡県立浜松盲学校) |
第44回 | 1975年(昭和50年) | 人間復活 | 佐々木実(岩手県立盲学校) |
第45回 | 1976年(昭和51年) | 前を向いて生きよう | 脇園寿子(鹿児島県立鹿児島盲学校) |
第46回 | 1977年(昭和52年) | 科学技術時代に思う | 硲久修(大阪市立盲学校) |
第47回 | 1978年(昭和53年) | ペルーから日本へ | 籾井さつき(山口県立盲学校) |
第48回 | 1979年(昭和54年) | 病気との闘い | 山崎浩三(熊本県立盲学校) |
第49回 | 1980年(昭和55年) | 甘えを捨てて | 田中康弘(大阪府立盲学校) |
第50回 | 1981年(昭和56年) | 杖 | 豊田初江(愛媛県立松山盲学校) |
第51回 | 1982年(昭和57年) | あと一歩 | 尾鼻達朗(大阪府立盲学校) |
第52回 | 1983年(昭和58年) | 私の見つけた青い鳥 | 田端里美(福岡県立福岡盲学校) |
第53回 | 1984年(昭和59年) | 出会いということ | 藤田寿美(静岡県立浜松盲学校) |
第54回 | 1985年(昭和60年) | 今、新しい人生が | 平井正信(三重県立盲学校) |
第55回 | 1986年(昭和61年) | はばたく私の青春 | 蒲生明美(兵庫県立盲学校) |
第56回 | 1987年(昭和62年) | 心 | 小林一尚(大阪府立盲学校) |
第57回 | 1988年(昭和63年) | あなたのバーを今少し高く | 山本真弓(大阪市立盲学校) |
第58回 | 1989年(平成元年) | 小さな社会から | 沢田彰郎(青森県立盲学校) |
第59回 | 1990年(平成2年) | 心から心へ | 渡部菜子(北海道高等盲学校) |
第60回 | 1991年(平成3年) | 「看護婦さん」っていいなあ | 嶽野寛子(熊本県立盲学校) |
第61回 | 1992年(平成4年) | かけがえのない自分を見つめて | 浅野目誠(宮城県立盲学校) |
第62回 | 1993年(平成5年) | 釣堀とともに | 南沢創(筑波大学付属盲学校) |
第63回 | 1994年(平成6年) | 日の光 色に見ずとも | 籔内智佳子(福岡県立柳河盲学校) |
第64回 | 1995年(平成7年) | 未知の世界への挑戦 | 前田智洋(福井県立盲学校) |
第65回 | 1996年(平成8年) | 私が大好き | 北葉子(東京都立八王子盲学校) |
第66回 | 1997年(平成9年) | 川に流したもの | 原田淳一(福岡県立柳河盲学校) |
第67回 | 1998年(平成10年) | ボランティア | 花尻真由美(北海道高等盲学校) |
第68回 | 1999年(平成11年) | 母の涙 | 井上美由紀(福岡県立福岡盲学校) |
第69回 | 2000年(平成12年) | コーラス | 島﨑真美(富山県立盲学校) |
第70回 | 2001年(平成13年) | ずっと一緒だよ | 荒木温子(神戸市立盲学校) |
第71回 | 2002年(平成14年) | 心のハンディキャップ | 清水蔵隆(福岡県立福岡高等盲学校) |
第72回 | 2003年(平成15年) | 私の表情 | 荒木温子(神戸市立盲学校) |
第73回 | 2004年(平成16年) | 黒電話 | 守屋剛(静岡県立静岡盲学校) |
第74回 | 2005年(平成17年) | 犬の耳が欲しい | 柴田裕里(北海道札幌盲学校) |
第75回 | 2006年(平成18年) | 悔いのない今日を生きる | 竹本登久子(岡山県立岡山盲学校) |
第76回 | 2007年(平成19年) | 働く喜び 実らせて | 三ツ井直樹(大阪市立盲学校) |
第77回 | 2008年(平成20年) | 踏み出す | 鈴木祐花(福島県立盲学校) |
第78回 | 2009年(平成21年) | 僕に続く後輩たちのために | ファン・バン・ソン(筑波大学付属視覚特別支援学校) |
第79回 | 2010年(平成22年) | 空へ | 川添愛(奈良県立盲学校) |
第80回 | 2011年(平成23年) | 世界にひとつの宝物 | 中麻(和歌山県立和歌山盲学校) |
第81回 | 2012年(平成24年) | 私と家族 | 冨永広幸(愛媛県立松山盲学校) |
第82回 | 2013年(平成25年) | 笑顔 | 山口凌河(茨城県立盲学校) |
第83回 | 2014年(平成26年) | 守りたい | 柿野明里(福岡県立福岡高等視覚特別支援学校) |
第84回 | 2015年(平成27年) | 光り輝くあの月へ | 渡邊健(福島県立盲学校) |
第85回 | 2016年(平成28年) | 私は回遊魚 | 松田えりか(福井県立盲学校) |
第86回 | 2017年(平成29年) | Ame(あめ) | 望月達哉(静岡県立浜松視覚特別支援学校) |
第87回 | 2018年(平成30年) | 視覚障がい者だから | 阿部亮介(大阪府立大阪南視覚支援学校) |
第88回 | 2019年(令和元年) | シロウサギ | 常松桜(福島県立視覚支援学校) |
第89回 | 2021年(令和3年) | 一歩ずつ前へ | 古田桃香(岐阜県立岐阜盲学校) |
第90回 | 2022年(令和4年) | 母が教えてくれたこと | 浅井花音(神戸市立盲学校) |
第91回 | 2023年(令和5年) | 無意識の壁 | 酒井響希(大阪府立大阪南視覚支援学校) |
第92回 | 2024年(令和6年) | 大切な場所 | カーン・ファティマ・フランシスコ(埼玉県立特別支援学校塙保己一学園) |