全国農業高校HANASAKA収穫祭2024年度レポート② ~大丸会場編~

前回のヤンマー会場編に引き続き、今回は大丸会場の様子をご紹介していきます。出店校が多い分、全国津々浦々のさまざまな商品が勢ぞろいしています。
リピーターも続々
大丸東京店11階の催事場には全国34校が出店しました。
初日は大丸東京店の開店から30分遅い午前10時半にスタートした収穫祭ですが、スタート前には催事場の入り口に50人ほどの行列ができていました。大丸東京店で実施したのは今回で12回目。お客さんにも知ってもらえているようで、近年は秋になると「今年も収穫祭はありますか?」とお問い合わせの電話が大丸東京店にくるそうです。
定番からレア食材まで

ミカンやリンゴ、レモンなど定番の果物のほか、青パパイヤやパッションフルーツなど、なかなかスーパーではお目にかかれない国産のレア産品も!食べ方や調理の仕方がわからなかったら、ぜひ生徒たちに聞いてみてください。青パパイヤの下処理の仕方を丁寧に教えてくれた鳥取県立倉吉農業高校のみなさま、ありがとうございました!はじめて買いましたが、ソムタムにしておいしくいただきました。
農産品だけではなく、ジャムや缶詰など特産品を使用した加工品のほか、「いちご生パスタ」「バイオバジルオイル」といったユニークな商品も販売されていました。
三重県立相可高校は、セリ科の野草「ツボ草」のお茶「cicatea」をPR。3年生(当時)の森恋雪さんは「ツボ草は、美容効果があると言われています。パスタや天ぷらにしても苦みが強く、やっとお茶にたどり着いたので、買ってもらえてうれしかったです」と笑顔で話してくれました。
食べ物だけじゃない

「即売会」と聞けばどうしても食べ物を思い浮かべてしまいますが、収穫祭では手の込んだ工芸品にもぜひ注目してみてください。
徳島県立吉野川高校のブースではインテリアにも素敵なお花のハーバリウムが彩りを添えていました。馬刺しが有名な熊本県から参加した県立北陵高校のブースには立派な蹄鉄(馬のひづめに付ける鉄の金具)で作られたマルチスタンドが!思わず足を止めて見てしまいます。
徳島県立城西高校はハンカチやタオル、日傘などの藍染めグッズを販売。ブースで交流していた茨城県立水戸農業高校の太田千咲さんは、原料のタデアイを育てる工程を知り、「肥料作りから自分たちでしていて、すごいと思いました」と興味津々でした。
コスチュームにも注目!

会場でもひときわ目立っていたのが、色違いのつなぎで身を固めた岡山県立瀬戸南高校の女子4人組「おかきレンジャー」のみなさま。校内の田んぼで収穫した米20袋を持参しましたが、「去年も買っておいしかった」というリピーターが続々と訪れ、なんと開場後1時間で売り切れたそう。
ほかにも、生徒発案のオリジナルソングやダンスで目玉商品の「瀬戸南おかき」をPRし、会場を盛り上げてくれました。瀬戸南高校の先生で農場長を務める野上広志さんは「全国の農業高校が集まるので、収穫祭は生徒たちの良い刺激になっています」と笑顔でした。
徳島県立城西高校神山校のブースはすだちのかぶり物でお客さんをお出迎え。商品だけでなく、生徒や先生のかわいらしいコスチュームにもぜひ注目してください!

スタンプラリーも
会場では2会場でお買い物をすると抽選で商品券が当たるスタンプラリーも実施しました。スタンプラリーは2025年も実施予定です。ぜひ2会場に足を運んで、お気に入り商品を見つけてくださいね。
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