美術事業

藤原 禎恵Yoshie Fujiwara

東京本社 事業本部 美術事業部

2008年入社

2008年入社 東京本社 人事部に配属 採用などの業務を担当
2009年事業本部 企画推進部に異動 展覧会業務を担当
2012年大阪本社 事業部に異動 展覧会業務を担当
2022年東京本社 事業本部 美術事業部に異動 展覧会業務を担当

小さな種から、大きな花を咲かせるように。長い準備を経て、良い展覧会を作る。

 ひとつの展覧会が開幕するまでには、実はとても長い準備の時間が必要です。3年、5年は当たり前、10年近くかかることだってあります。小さな種をまき、たくさんの人が協力して水をやり、肥料を与えて、大きな花を咲かせる。そんな仕事だと思っています。

 私はよく美術館や博物館を訪れ、展示室で作品を眺めながら、「この作家をもっと知ってもらいたい」「こんなテーマの展覧会できないかな」と、企画の種を探します。でも、展覧会は決してひとりでは作れません。企画を一緒にやろうとおっしゃってくださる学芸員の先生や美術館や博物館のスタッフさん、ポスターやサイトを作ってくださるデザイナーさん、作品を運び会場を作り上げてくださる会社の方、他にもたくさんの人の力を借りながら、展覧会は完成していきます。

 事業部員の仕事は調整役、と言われることも多いです。たくさんの人が関わりますので、それぞれの立場から出てくる意見もさまざま。意見がぶつかることも珍しくはないですが、皆さん根底にあるのは「良い展覧会にしたい」という思いから。それを実現するために、いろいろな方法を模索しながら準備を進めていきます。苦労することは山のようにありますし、うまくいかずに悩むこともあります。それでも、ようやく展覧会がはじまって、会場で作品を楽しんでくださるお客様の顔を見ると、頑張ってよかったな、という満足感でいっぱいになります。

 ひとりでも多くのお客様に満足いただけるような展覧会の種を、これからも探していきたいと思っています。

展覧会の作品や解説を掲載する図録。学芸員やデザイナーと構成やレイアウトを相談しながら制作します。

One Day

8:45

出社

メールチェックし、その日にやるべき優先順位を決める
※育児のため1時間繰り上げ勤務

10:30

担当展覧会について、上司や同僚と社内で打ち合わせ

13:00

昼食

14:00

外出

美術館訪問。学芸員の先生たちと、図録制作に向けてデザインや内容を打ち合わせ

18:30

帰宅

子どもを学童に迎えに

子どもが寝た後、持ち帰った仕事をしたり、テレビを見たりの自由時間

My Favorite

チラシや図録、新聞記事の校正に欠かせない赤ペン。あっという間にインクが無くなるので、替えの用意も必須です

Interview

毎日新聞社の好きなところは?

個性豊かなメンバーに囲まれているところ。

入社してから自分に起きた、良い変化は何ですか?

たくさんの人と出会い、世界が広がったなと思います。

仕事をする上で大事にしていることは?

ひとつひとつの仕事に丁寧に、誠実に向き合うこと。

休日の楽しみは何ですか?

子どもと一緒に出かけること。

学生時代に打ち込んだことは?

仏教美術を研究していたので、全国各地のお寺や博物館・美術館にたくさん行きました。夜行バスに深夜特急、山登り、若かったな……と思います(笑)

Message

今しかできないことを思いっきりやってください。いつか振り返ったときに、それがとても大切な思い出になるはずです!!