記者

一般記者

国本 愛

横浜支局

2015年入社

2015年他企業から転職し、入社。横浜支局に配属され、事件事故や高校スポーツなどを取材し、夏の甲子園では、担当校が優勝
2016年県警本部を担当し、朝や夜に捜査員の自宅へ通うことも
2017年司法担当になり、老人ホームでの入居者連続転落死事件などの裁判を傍聴する
2018年行政担当になり、県庁や横浜市役所の記者クラブに所属。2019年統一地方選挙取材
2019年県警担当に戻り、後輩3人と日々事件事故取材をしながら、相模原市障害者施設殺傷事件の裁判に向け、準備をする

悩みながら伝える

2017年7月23日
ストーリー:相模原殺傷事件から1年(その1) 父と子40年、宝の絆

 入社して2年目の夏休み最終日、「とにかく現場にいってくれ」という一本の電話で目が覚めました。2016年7月26日、相模原市の障害者施設で、45人が殺傷された事件。それが尾野剛志さん、チキ子さん夫妻との出会いでした。

 「障害者は不幸をつくる」。そんな偏見を持った被告が起こした事件は被害者の名前が匿名となり、どうしたらその思いを伝えられるのか、なぜ伝えるのか、答えを見失いそうになりました。そんな頃、すでに実名で取材に応じていた、尾野さん夫妻の元を訪ねました。

 「よくきたね」。二人はそう扉を開けると、事件で重傷を負った息子の一矢さんのことを、たくさんのアルバムを広げながら話してくれました。あふれでてくる家族の思い出や事件への言葉が、悩んでいた私の背中を押しました。

 以来、事件から年を重ねた今も、二人は同じ言葉を語ってくれます。「一矢は大切な宝物で、決して理不尽に傷つけられていい存在じゃないと知ってほしい」。事件が急速に風化している事を危惧し、体調を押して求められるままに、取材や講演に応じています。

 事件や事故で傷を負った当事者やその家族の思いを聞くことは、今も悩みます。この事件では尾野さん夫妻と共に、他の被害者ご家族やご遺族、福祉関係者の方々、被告の友人、被告本人にも当たりました。それぞれの思いを聞く度、心が揺れます。それでも、多くの人に出会い、直接その思いを聞ける仕事は、とてもやりがいがあり、幸せです。入社前に思い描いていた印象は、今も変わりません。当事者の方々が分けてくれた思いや感情を伝えられるよう、これからも悩みながら続けていきたいです。

One day

10:00
県警の記者クラブに出勤。もし事件事故の発生があれば、夕刊やネット配信に向け取材する
13:00
クラブの同僚や後輩と、県警の食堂や外でランチ
14:00
県警から検挙広報があり、レクに参加。原稿執筆
16:00
関心のあった街ネタの取材にいく
18:30
取材先と飲みにいく

Q&A

学生時代に打ち込んだことは?
ラオスにいくこと。ブライダルやコンビニ、塾などいろんなバイトで渡航費を貯めました。
仕事をする上で大事にしていること・ものは?
継続して取材する。
入社して意外だったことは?
土日などにきちんと休みがあって、意外と映画を見たり友達と飲んだりリフレッシュしたりできる。
現在の仕事内容や取り組む姿勢を一言で表現すると?
何でもやる。