一般記者

竹内 望Nozomu Takeuchi

東京本社 政治部

2012年入社

2012年入社 和歌山支局に配属 事件事故、スポーツを担当
2014年福井支局に異動 事件事故、スポーツ、行政を担当
2017年政治部に異動 首相官邸や自民党を担当
2020年那覇支局に異動 基地問題や沖縄振興、選挙などを取材
2022年政治部に異動 外務省担当を経て、現在は公明党や自民党を担当

政界の裏側。「何を聞きたいか」を相手に伝え、「何を伝えたいか、なぜ伝えたいか」につなげる。

 政治部で取材する課題は、政局、選挙、外交・安全保障、社会保障、経済対策など多岐に渡ります。政治部には首相官邸や与野党、外務省、防衛省の担当記者がいて、それらの課題の意思決定過程を国会議員や官僚に取材します。

 どんな意思決定も基本的に二つ以上の組織・集団による綱引きで決まります。国会では与党と野党、与党内では自民と公明、政党内では派閥や族議員、支持団体、また政府内では首相官邸と省庁など。そして、首相ら政治家が世論の動向などを踏まえて判断します。

 課題は次々と現れ、記者の目の前を通り過ぎていきます。政府や政党の発表だけでは、内幕は明らかにされません。

 「お前は何が聞きたいんだ。聞きたいことがよくわからんやつには話さん」。政治部に異動して1年目、あるベテラン政治家から言われた言葉です。

 この方は深夜まで帰宅を数時間待っていても、「じゃあ」と一言で終わることもしばしば。それでも聞きたいことを整理して臨むと、内幕を事細かに説明してくれるようになりました。

 どうすれば取材相手から話を聞き出せるか。相手の性格はさまざまで答えはありませんが、記者会見でもオフレコの場面でも「何を聞きたいか」を明確にし、その思いを相手に伝えることが大切だと感じています。「何を聞きたいか」は「何を伝えたいか、なぜ伝えたいか」につながります。

 時には、国の行く末にかかわる秘密を聞き出さなければいけない局面もあります。満足する成果はなかなか得られませんが、記事にできた時の達成感はありますね。少しでも政界の裏側を伝えていきたいと思っています。

One Day

9:00

出勤

国会内の記者クラブに出勤。新聞を見ながら、記者会見の質問案を考える

9:30

出勤する自民・公明の議員を議員会館などで取材

10:30

公明幹部の記者会見に参加

11:00

原稿執筆

12:00

昼食

取材先とランチ。あるいは、議員会館などで議員や関係者を取材

15:00

自民や公明の会合を取材

16:00

議員や秘書を取材しながら、議員会館の廊下で原稿執筆

帰宅する議員を取材、または取材先と会食

My Favorite

ステンレスのマイボトル。自宅で好きなお茶を入れて出かけ、仕事の合間に飲んでいます

Interview

毎日新聞社の好きなところは?

自由なところ。時には上司と議論することもあります。

入社してから自分に起きた、良い変化は何ですか?

しつこくなったことです。

仕事をする上で大事にしていることは?

迷ったら聞くこと、そして書くこと。

休日の楽しみは何ですか?

テニス、ゴルフ。舞台鑑賞。最近は沖縄勤務時代に入手した胡蝶蘭を育てています。

学生時代に打ち込んだことは?

テニスコーチのアルバイトをしていました。

Message

とにかく楽しんで、チャレンジしてほしいと思います。その姿勢が就職活動でも相手に伝わると思います。興味、関心を持って、自分の道を選んで下さい。