毎日新聞社
変わろう、変えよう、一歩ずつ、まいにち。 変わろう、変えよう、一歩ずつ、まいにち。

毎日新聞社は2030年へ向けて、多様性あふれる個の力をもって課題解決へつなげる「コミュニケーター・カンパニー」を目指しています。
皆様に信頼されるメディアとして、寛容で公正な社会の実現に貢献するため、私たちはDEI(Diversity, Equity& Inclusion)を実践します。
毎日新聞社が2030年までに達成すべき行動目標を「毎日新聞DEI宣言」として定めます。

DEI とは?
個々の多様性を重んじ、性別、性自認、年齢、障害などにかかわらず、誰もが公平・公正な形で認められ、互いの個性・能力を受け入れ合うこと

毎日新聞DEI宣言

 毎日新聞社は従業員の多様性を確保し、互いの考えや生き方を認め合い、全員が最大限の力を発揮できる環境をつくるため、以下の取り組みを進めます。そして、誰もがひとしく活躍のチャンスを得られる社会、全ての人を受容する社会の実現へ行動していきます。

2024年2月8日 代表取締役 社長 松木健


1

毎日新聞社はDEIを進める上での第一歩として、ジェンダー平等に取り組みます。早期に女性役員を登用し、2030年までに女性社員比率を40%、女性役職者比率を25%にそれぞれ引き上げます。役員・役職者の属性を多様化し、時代の変化に対応します。


2

各部署でさまざまな属性の従業員が活躍できる環境を整備し、コンテンツの多様化を促進します。「ひと」「論点」で取り上げる有識者・取材対象者も男女均等を目指し、毎日新聞デジタルの女性ユーザー比率を50%に増やします。毎日新聞社が主催する事業の審査委員やシンポジウムの登壇者についても女性比率を高めます。


3

誰もが働きやすく、公平・公正に評価される職場をつくるため、働き方改革を進め、長時間労働を是正します。2030年までに有給休暇取得率を100%へ改善します。育児・介護との両立支援を充実し、男性育休取得率を100%へ向上させます。


4

新たなアイデア創出や社会変革に寄与する人材を育てるため、人事交流を活発化します。役職者に占める30代社員の割合を少なくとも倍増させ、年次や慣習にとらわれない人材登用を進めます。従業員一人一人がその属性にかかわらず、力を発揮し、中長期的な視野で自らのキャリアを描けるよう、相談窓口の設置、研修・教育機会の提供、育成プランの策定など支援体制を構築します。


5

一人一人の個性や能力が生かせる心理的安全性の高い職場づくりに努めます。年齢や障害などさまざまな属性に応じた従業員のネットワークづくりや社会課題解決のための活動を支援し、社内コミュニケーションを活性化することで、業務改善やよりよいコンテンツ発信を促します。また定期的に従業員満足度調査を実施し、職場環境の改善につなげます。


6

中期経営計画の重要な柱の一つとしてDEI推進を明記し、定期的に進捗状況を点検、公表します。外部の有識者にDEIの観点から毎日新聞社の報道・事業を検証していただき、提言を施策に反映します。

データで見る毎日新聞社のDEI・現状と目標

      現在値   2030年の目標値
女性比率 役員 0%(23年度) 早期に登用
役職者 14.5%(23年度) 25%
社員 28.1%(23年度) 40%
役職者に占める
30代比率
1.1%(23年度) 2%以上
年次有給休暇
取得率
57.7%(22年度) 100%
男性育休取得率 53.8%(22年度) 100%
毎日新聞デジタルの
女性ユーザー比率
34(23年) 50%
論点の
女性有識者比率
28%(23年) 50%
新入社員の
5年定着率
82(23年度) 維持
毎日新聞DEI宣言特集紙面
2024年2月8日付