大阪市・夢洲で開幕した大阪・関西万博で、毎日新聞社は4月19~24日、ビジョン・コンソーシアムとの共催で、「点字考案200年 視覚障害者の世界を体験する」をギャラリーWESTで開きます。視覚に頼らないゲームや宝探しをミックスした歩行体験、パラスポーツ体験や盲導犬実演など「見えない」「見えづらい」世界を楽しみながら学べる多彩なコンテンツを用意しました。イベントは全て無料で予約の必要はありませんので、直接、会場にお越し下さい。
「見えない」世界を体験 万博で視覚障害者と楽しみながら学べる催し
音だけのゲーム、白杖…万博で視覚障害者の世界体験 毎日新聞社出展
大阪・関西万博きょう開幕 165の国・地域・国際機関参加 パビリオン・催し、いろいろ
企業の社会貢献活動を顕彰する「第22回企業フィランソロピー大賞」(日本フィランソロピー協会主催)の贈呈式が2月28日、東京都内で開かれました。1922年から週刊点字新聞「点字毎日」の発行を続ける毎日新聞社が企業フィランソロピー賞を受賞し、砂間裕之・取締役常務執行役員が表彰状を受け取りました。
視覚障害者と晴眼者を隔てている社会の在り方について、よりインクルーシブ(包摂的)な方向に変えていくため結成された「ビジョン・コンソーシアム」の設立記念シンポジウムが2月22日、東京都千代田区の毎日ホールで開かれました。会員企業・団体の関係者や市民ら約100人が参加、パネルディスカッションの登壇者らは「視覚障害者と目の不自由でない人たちが共に支え合う社会を、楽しみながらつくっていきたい」と抱負を語りました。
「ビジョン・コンソーシアム 設立記念シンポジウム
「共に支え合う社会を」 ビジョン・コンソーシアム設立記念シンポ
2024年度「第92回全国盲学校弁論大会全国大会」の全弁論を載せた「弁論集」(点字・活字の合本、A4サイズ)を3月末ごろからご希望のみなさまに無料でお送りします。
この弁論集は、住友グループ広報委員会のご協力で02年から発行し、全国の盲学校や点字図書館などに配布してきました。昨年度は初めて「授業目的公衆送信補償金等管理協会」の共通目的基金の助成を受け、それをもとに従来の配布先以外の希望者にも提供。今年度も助成を得て、同様に提供できることとなりました。
ぜひ、メールや郵送、FAXでお申し込みください。詳細は弁論大会のページでご確認ください。
メールでの問い合わせはこちらから
郵送:〒530-8251 大阪市北区梅田3-4-5
毎日新聞社 点字毎日「点字毎日図書係」
TEL:06-6346-8388 FAX:06-6346-8385
毎日新聞社は2025年1月30日、視覚障害者と目の不自由でない人を隔てている社会の在り方について、よりインクルーシブな社会に変えていくため、趣旨に共感する企業10社と7団体、メディア2社、そして、経験と発信を兼ね備えた2人のアドバイザーとともに、「ビジョン・ コンソーシアム」を設立しました。
本コンソーシアムは非営利の共同事業体です。1922(大正11)年以来、「点字毎日」を発行してきた毎日新聞社が、それぞれの現場で視覚障害者と向き合う企業・学校法人や団体、メディア、研究者らをつなぎます。貴重な知見やノウハウを共有し、ともに取り組むための「受け皿」として、社会にDEI(Diversity、Equity、Inclusion)推進を促すプラットフォームとなることを目指します。
毎日新聞社点字毎日編集部が編者の書籍『点字新聞が伝えた視覚障害者の100年 ――自立・社会参加・文化の近現代史』が、2025年2月中旬ごろに明石書店から刊行されます。
1922(大正11)年の創刊以来、「点字毎日」の紙面で100年以上にわたって伝えてきた視覚障害者文化の変遷が分かる内容です。創刊のエピソードをはじめ、点字新聞そのものの、この間の歩みも紹介しています。
巻末にはテキストデータ引換券が付いています。ぜひ書店でお求めください。
企業の社会貢献活動を顕彰する「第22回企業フィランソロピー大賞」の選考結果が1月8日、主催する日本フィランソロピー協会(東京都千代田区、浅野史郎会長)から発表されました。受賞企業6社の中に、1922(大正11)年から「点字毎日」の発行を続ける毎日新聞社も選ばれました。
選出については、100年を超える「点字毎日」発行による視覚障害者の生活文化向上への寄与に加え、多様性(ダイバーシティー)、公平性(エクイティー)、包摂性(インクルージョン)の頭文字を並べた「DEI」の実現へ挑戦する姿勢を評価していただきました。
毎日新聞社の「点字毎日」にフィランソロピー賞 1922年から発行
海外向けに英語で国内の動きをX(ツイッター)やフェイスブックなどのSNS(ネット交流サービス)で発信している日本政府の公式アカウント「JapanGov」で、国連が定める「世界点字デー」の1月4日に合わせ、毎日新聞社が発行する週刊点字新聞「点字毎日」を紹介していただきました。
日本政府の公式アカウント「JapanGov」
公式X「The Gov't of Japan」
公式フェイスブック「The Gov't of Japan」
2024年10月4日に茨城県立盲学校を主管に開かれた「第92回全国盲学校弁論大会全国大会」の模様を収録した音楽CDと音声デイジー版の申し込みを受け付けています。各2000円、両方購入3500円(税、送料込み)。申し込みはメール、もしくは電話で点字毎日図書係までご連絡ください。
大会の全弁論を点字と活字で収録した「弁論集」は、特別協賛の住友グループ広報委員会の協力で発行に向けて制作中です。2025年春を目途に発行し、ご希望の方に無料でお送りする予定です。
TEL:06-6346-8388 FAX:06-6346-8385
メールでの問い合わせはこちらから
点字毎日 新刊案内 神宮館福宝暦受け付け中 盲学校弁論大会の音楽CDと音声デイジーも
2025年度の点字版、髙島易断所本部編さん「神宮館福宝暦(じんぐうかんふくほうれき)」を発売しました。月別の年中行事はもちろん、各人の年運勢、月運勢、相性の見方、一代の守り本尊等々、重宝に使えます。B5判、本編2巻、約380ページ。リングとじ製本になっています。上下巻セットで5000円、送料は無料です。
一般の書店では販売していませんので、ご購入希望の方は、点字毎日図書係にメールもしくは電話でご連絡ください。
TEL:06-6346-8388 FAX:06-6346-8385
メールでの問い合わせはこちらから
堺市内の小学校で取り組まれた人権教育の授業に、「点字毎日」に勤める全盲の山岸蒼太記者と、視覚障害者のマラソンの伴走をしている毎日新聞大阪営業部の前田寛副部長が協力しました。
「見えない世界」を体験した児童からは、「これから困っている視覚障害者の方がいたら、何かできることを考えたい」などの意見もありました。
当日の授業の様子などは、下記のリンクから読んでいただけます。
視覚障害者の福祉、文化などの分野で貢献した個人や団体を表彰する「第61回点字毎日文化賞」は静岡県立大名誉教授の石川准さん(静岡市)に決まりました。
石川さんには賞状と記念盾、副賞の中村京太郎賞(置き時計)、日本盲人福祉委員会奨励賞(30万円)をお贈りします。
点字毎日文化賞の特集ページを制作しました。詳細は以下のリンクからご覧下さい。
第92回全国盲学校弁論大会全国大会(全国盲学校長会、毎日新聞社点字毎日、毎日新聞東京・大阪・西部社会事業団主催)が2024年10月4日、水戸市のホテルレイクビュー水戸で開かれました。
「大切な場所」と題して発表した関東・甲信越地区代表で埼玉県立特別支援学校塙保己一学園高等部普通科3年のカーン・ファティマ・フランシスコさん(18)が優勝しました。
点字毎日と毎日新聞の紙面とインターネットでの紹介に加え、昨年に引き続き、大会動画を制作しましたので、大会詳細ページからぜひご覧下さい。
9~11月にかけ、神戸、京都、大阪の動物園でのイベント「どうぶつえんでまなぶSDGzoo~いのちを紡ぐ物語~」を開催します。
▽視覚障害者の方と一緒に動物の骨にふれて命を学ぶ「手で見るいのち」▽聴覚障害者の方と一緒に遊びながら手話で動物を表現する「手で伝えるいのち」▽全盲の方が星空ガイドをつとめる移動式プラネタリウム「夜空に浮かぶ動物園」など、期間中にはさまざまなイベントを実施します。各イベントは参加無料です(入園料は別途必要)。特設ページや公式SNSから詳細をご確認の上、ぜひ、事前に申し込みの上、ご参加ください。
大会の詳細については、下部のリンクからご確認ください。
第92回全国盲学校弁論大会全国大会が2024年10月4日、水戸市の公立学校共済組合水戸宿泊所ホテルレイクビュー水戸で開かれます。
同大会は1928年(昭和3年)創設の歴史ある大会です。生まれつき視覚障害のある生徒のみならず、人生の途中で失明しながらも自立を目指して新たに学ぶ生徒など、幅広い世代の盲学校生らが全国から一堂に会します。自らの経験や苦悩、そこで得た新たな気づき、目標など、言葉を尽くし、あふれる思いを体いっぱいに伝える出場者の姿は、聞く者、見る者の心を強く揺さぶります。
第92回大会の特別審査員は、作曲家・作詞家・シンガーソングライター・ラジオパーソナリティーのマシコタツロウさんです。入場無料で、一般の方もご観覧いただけます。ぜひご来場ください。