毎日新聞社 環境行動計画


 

2024年6月策定

 

毎日新聞社は1991年に策定した企業理念に「生命をはぐくむ地球を大切にします」と明記し、環境問題に取り組んできました。2008年策定の環境理念、環境方針に基づき、これからも地球環境保全、地球温暖化防止に取り組み、より良い地球環境を将来に引き継いでいくため、自ら積極的に行動していきます。

 

■温室効果ガス(GHG)削減

○地球温暖化対策のためのGHG削減に取り組みます。使用電力削減を中心とした省エネに引き続き取り組み、GHGの排出量を2030 年度に、2013年度比で46%削減することを目標にします。

○2050年のカーボンニュートラルを目指します。

〇エネルギー消費原単位を、2013 年度を基準年として2030年度まで年平均1%以上削減することを目指します。

〇太陽光発電などの再生可能エネルギーの導入について検討を進め、GHGを排出しないエネルギー源への転換に取り組みます。

 

■報道・事業を通じた脱炭素の推進

〇環境問題について事実を正確に報道し、国民が冷静に判断をできるような情報発信に努めます。多様な議論を喚起し、国民の環境意識の向上を目指します。

〇「MOTTAINAIキャンペーン」、「日韓国際環境賞」などの事業を通じて、趣旨に賛同する企業等と協働しシンポジウムやイベント、顕彰事業を展開するなど、社会全体に脱炭素の行動が広がるように努めます。

○SDGsの実現に向けて、世界各国のメディアと国連との協力の枠組み「SDGメディア・コンパクト」に加盟。また、国連広報センターと各メディアが共同で推進する気候キャンペーン「1.5℃の約束-いますぐ動こう、気温上昇を止めるために。」参加などを通じて、脱炭素の促進を啓発するための発信に努めます。

 

■日常業務、働き方改革での取り組み

○「働き方改革」を推進し、有給休暇の取得促進や残業時間の抑制による労働時間の短縮に取り組み、オフィスの光熱費用の削減につなげ、省エネを図ります。

○クールビズ、ウォームビズを通年化し年間を通して省エネに配慮した活動を心がけます。

○空調や照明の適正な使用、OA機器の節電モード使用等で節電を徹底し、エネルギー使用量の削減を図ります。

○デジタルツールを積極的に活用し、ペーパーレス化を進め、オフィスにおける紙の使用量削減に取り組みます。

○社内の廃棄物に関して、適正な分別を行い、Reduce(削減)、Reuse(再利用)、Recycle(再資源化)を常に意識し、環境に配慮した行動を徹底します。

 

■サプライチェーン上での取り組み

○印刷工場における損紙(印刷物の製造工程において発生する製品として使えない紙)などを原料として活用して新聞用紙に再生するクローズド・ループについて印刷工場や製紙メーカーなどと協議し、実現を目指します。

○新聞輸送の効率化のために、恒常的な輸送ルートの見直しなどGHG削減につながる取り組みを進めます。

○工場の設備や機器のエネルギー効率を高める対策を講じ、より一層の省エネを図ります。

 

以上の取り組みを通じて、毎日新聞社は2030年度までにGHG排出量の46%削減と、2050年のカーボンニュートラルの達成を目指します。報道機関としての社会的責任を果たし、持続可能な社会の実現に向け、環境活動を積極的に推進していきます。

お知らせ