なるほドリの里


毎日なるほドリ

『なるほドリ』の著作権は毎日新聞に所属します

なるほドリってなぁに?

分かりやすく親しみやすく

黄色い体に愛くるしい笑顔で人気の「なるほドリ」が生まれたのは、2008年のことです。毎日新聞社は毎年4月と10月に紙面のレイアウトや連載記事を変えています。この年4月に「質問なるほドリ」のタイトルのコーナーができ、「なるほドリ」が誕生しました。

中学校2年生が読んで分かる記事を書くのが毎日新聞社の方針ですが、どうしても難しい記事が日々多く掲載されているため、それを分かりやすく解説するコーナーを作ることになりました。でも、分かりやすく書くだけではつまらないので「もう少し親しみやすくなれば」と、キャラクターが質問するアイデアが出て、「なるほドリ」が生まれました。

納得っ!なるほドリ
納得っ!なるほドリ

「考えるぞー(象)」「質問地蔵」などさまざまな名前が浮かびましたが、結局は「なるほどー!」と納得できる記事にしようという狙いから「なるほドリ」となりました。名前が「なるほドリ」だから、キャラクターは鳥になったのです。

色は、デザインを考えた社内のデザイナーが、あえて黄色にすることを思いつきました。小さいキャラクターですので、紙面で目立つ色にしたのです。

難しいニュースをやさしく伝えるのが、そもそものコンセプトですから、目線をより読者に近づけることを意識して中学2年生の子どもの鳥の立場で世の中を眺めています。

子どもであれば突拍子もない質問をしても大丈夫です。むしろ読者にとっても知りたいことかもしれません。「なるほドリ」は初め、何も着ていない単純な姿でしたが、人気が出始めてさまざまな姿のものが紙面に登場しています。今では数百羽のなるほドリが紙面やニュースサイト、販促グッズなどで飛び回っています。「なるほどヒヨコ」「なるほドリーマン」など、紙面の各面で「親戚たち」も飛んでいます。

なるほドリの親戚たち

尊敬するトリは伝書鳩、なんで?

毎日新聞社の屋上を舞う伝書鳩
毎日新聞社の屋上を舞う伝書鳩=1953年2月撮影

なるほドリのプロフィールがまとまったのは、誕生から遅れて2013年のことです。なるほドリのぬいぐるみが登場した北海道でのイベントで、参加者から質問を寄せてもらいました。本当は紙面への質問のつもりでしたが、「なぜ足が黒いの?」「好きな食べ物はなに?」などなどなるほドリ自身への質問がたくさん届きました。そこで改めて考えることになったのです。プロフィールに「紅茶が好き」とありますが、作者のデザイナーが紅茶が好きだからです。

尊敬するトリは伝書鳩。現在のように電話やインターネットがない昔、また電話があってもすごく珍しかった頃、新聞記者たちは取材現場から原稿や写真フィルムを本社まで伝書鳩で運んでいました。取材現場に鳩を2、3羽持って行き、原稿や写真のネガを足輪に付けて飛ばしたのです。時々は違う新聞社に戻ったり、ワシなどに食べられてしまうこともありました。

毎日新聞社では1965年、東京オリンピックの翌年まで伝書鳩が活躍しており、鳩の飼育部署(鳩係)もありました。伝書鳩が「心のヒーロー」というプロフィールの設定は、日本の新聞の歴史的な事実もお伝えするためです。

リオ五輪では、なるほドリのピンバッジも作って持って行きました。各国の新聞社や協賛企業は自社のピンバッジを作って、交換し合うのが習わしとなっています。毎日新聞社もリオ五輪を契機に作りました。一般向けにも販売しています。

質問っ!なるほドリ

< なるほドリのプロフィール >

 icon-check-square-o 何歳?

中学2年生の男の子です(永遠に)。


  家族構成は?

両親、兄、姉の5人家族。末っ子。


  経歴は?

東京湾のずっと先に浮かぶ小島の森で生まれました。好奇心のおもむくまま島を飛び出しました。住みかは「毎日新聞社」(東京・竹橋)の屋上


  将来は?

なりたいのは「ジャーナリストリ」


  幸せな瞬間は?

新聞を読んで「なるほドー」と納得できたとき。


  親戚は?

毎日小学生新聞の「なるほどヒヨコ」(小学3年生)と、経済面の「なるほドリーマン君」(社会人1年生)は、いずれもいとこです。


  性格は?

好奇心でいっぱい! そして、人間の子供たちが大好き。


  好物は?

大の紅茶党。それと、特種(ダネ)が好き! 少しあぶると美味です。
あとドーナッツ(もちろん、ナッツ=特ダネ入り)です。


  日課は?

毎日新聞を必ず毎日読むこと!!


  好きな教科は?

体育と音楽、そして社会。
(社主催のスポーツイベントや、音楽の催しに出没するからです)


  尊敬するトリは?

伝書鳩です。伝書鳩は「心のヒーロー」です。今も毎日新聞東京本社の外壁に残る伝書鳩のブロンズ像の勇姿を見ると、「立派なジャーナリストリになろう」と決意を新たにするのです。


  好きな遊びは?

野球、ラグビー。短距離走など、運動神経には自信あり。


  好きな色は?

黄色。ちなみに、なるほドリの黄色は「なるほド・イエロー」と呼びます。


  好きな動物は?

伝書鳩。犬や猫と遊ぶのも好き。


  悩んでいること

早く大きくなりたいので、苦手な野菜も残さず食べること!


  好きな本は?

サン=テグジュペリの「星の王子様」。


  座右の銘は?

「なせばなる! なるほドー!」


  出没する場所は?

自由に毎日新聞社内を飛び回っているので、見学に来ると会えるかも知れません。全国各地で開かれている毎日新聞の催しなどでも会えることもあります。


  毎日新聞で初めて登場したのは?

2008年4月1日。


  誕生日

2月21日(毎日新聞創刊日)


  身長と体重、飛ぶ速さ

「ほドほド」な大きさ、速さです。


おまけ

< 付録・なるほどヒヨコのプロフィール >

  住みかは?

毎日新聞社そばの小学校


  性別は?

小学3年生の男の子


  性格は?

知りたがり、あわてんぼう


  好物は?

たまごボーロ


  趣味は?

毎日小学生新聞を読むこと。有名人に会うこと、お散歩。


  好きな教科は?

理科、社会科


  将来は?

大きくなったら、世界に羽ばたく有名ドリになりたい。

ギャラリー毎日