企画展「ことばとイメージ 巨匠たちと読む物語」


 聖書や神話などを題材にした絵画や詩に添えられた挿絵など、美術はことばと密接な関係を結んできました。アーティストたちは、単に言葉を図解するのではなく、それをインスピレーションの源とすることで、自由な創作に取り組んできました。

 本展では北九州市立美術館のコレクションの中から、芸術家とモデルやミノタウロスを描いたパブロ・ピカソの銅版画集「ヴォラールのための連作集」▽サーカスを主要なテーマにした切り紙絵とアンリ・マティス自筆の文字が独特のリズムを織りなす「ジャズ」▽フランスを代表する宗教画家ジョルジュ・ルオーの「受難(パッション)」など20世紀の巨匠たちが手がけた挿絵本や新約聖書の黙示録をイメージ化したオディロン・ルドンの版画集などを展示、「ことばとイメージ」の関係を探ります。さらに、ルノワール、ヴラマンク、ユトリロら近代絵画の名品も併せて紹介します。

 なお、一部の作品を除き、前期・後期で作品の展示替えをします。

 また、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、臨時休館など会期を変更する場合があります。会場では感染拡大防止対策を行います。ご理解・ご協力をお願いします。詳細は美術館ホームページをご覧ください。

オディロン・ルドン「その右の手に七つの星を持ち、その口より両刃の鋭き剣出で」(『ヨハネの黙示録』より)1899年 リトグラフ=前期展示
オディロン・ルドン「陽を着たる女ありて」(『ヨハネの黙示録』より)1899年 リトグラフ=後期展示
ピエール=オーギュスト・ルノワール「麦わら帽子を被った女」1880年 カンバスに油彩=前期・後期展示
開催日 前期=2020年9月5日(土)~10月11日(日)▽後期=10月17日(土)~11月29日(日)
日時の詳細 10月12日(月)~16日(金)は展示替えのため休館
開館時間は午前10時~午後6時(入館は午後5時半まで)
会場 北九州市立美術館分館(北九州市小倉北区室町1の1の1、リバーウォーク北九州5階)
料金 一般800円(600円)▽高大生400円(300円)▽小中生200円(100円)
※かっこ内は前売り・20人以上の団体料金
問い合わせ 北九州市立美術館分館 093・562・3215
関連リンク 北九州市立美術館分館
http://www.kmma.jp/news/20200520.html
主催 北九州市立美術館、毎日新聞社
後援 九州旅客鉄道、西日本鉄道、スターフライヤー、北九州市・市教委
協賛 リバーウォーク北九州

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