特別展「画家たちの自画像~藤田嗣治から草間彌生まで」


 近現代の洋画家、アーティストたちが描いた自画像を集めた特別展「画家たちの自画像~藤田嗣治から草間彌生まで」を北九州市立美術館分館で開催します。

 画家たちは自らをどう見つめたのか――自画像は、まさに画家の分身ともいえる存在です。最も身近なモデルとして人体表現の研究に、あるいは、自己の内面を深く掘り下げる手段として、多くの画家たちが自画像を手掛けてきました。ポーズや表情、服装や持ち物、背景などをどうするか。写実性を重視するのか、デフォルメした表現を選択するのか。一口に自画像といっても、描き方や演出方法はさまざまです。自画像には、それぞれの画家たちの心の内や生き様、作画姿勢が色濃く表れます。

 本展は、藤田嗣治やシャガール、佐伯祐三、キスリング、鴨居玲など笠間日動美術館が所蔵する自画像に、岸田劉生、今西中通、寺田政明、平野遼など北九州市立美術館が所蔵する作品を加えて構成します。また、都城市立美術館所蔵(宮崎)の草間彌生「自画像」(リトグラフ、1982年)も特別展示、国内外約60人の巨匠や現代アーティストたちが描いた油彩、素描、版画など約80点の自画像を通し、多くの名作を描いた画家たちの新たな魅力に迫ります。

6月8日に再開します。
新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言のため休止していた北九州市立美術館分館の特別展「画家たちの自画像」を6月8日から再開します。会期は6月20日までで、休館日はありません。なお、会場ではマスク着用をお願いし、検温などの感染予防対策を行います。ご理解、ご協力ください。

 

佐伯祐三「自画像」1917年、笠間日動美術館蔵
岸田劉生「自画像」1913年、北九州市立美術館蔵

 

開催日 2021年4月24日(土)~6月20日(日)
日時の詳細 会期中無休
開館時間は午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
会場 北九州市立美術館分館(小倉北区室町1-1-1 リバーウォーク北九州5階)
料金 一般1000円(800円)▽高大生800円(600円)▽小中生600円(400円)
※かっこ内は前売り、20人以上の団体料金
問い合わせ 北九州市立美術館分館 093・562・3215
関連リンク 北九州市立美術館分館ウェブサイト
https://www.kmma.jp/bunkan/
主催 北九州市立美術館、毎日新聞社
後援 九州旅客鉄道、西日本鉄道、北九州モノレール、筑豊電気鉄道、スターフライヤー、北九州市、北九州市教育委員会、東アジア文化都市2020北九州実行委員会
協賛 リバーウォーク北九州
企画協力 (公財)日動美術財団

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