足立美術館所蔵 横山大観展
日本近代絵画の巨匠、横山大観(1868~1958年)の名品を紹介する「足立美術館所蔵 横山大観展」を、北九州市立美術館の開館50周年を記念して開催します。
横山大観は、日本の文化財の保護や日本美術の伝統を踏まえつつ新たな表現を奨励した岡倉天心の理念に賛同して、1898(明治31)年に天心の日本美術院創設に参加、西洋絵画の技法などを取り入れた「朦朧体」と呼ばれた革新的な表現に挑みました。
天心の死後は大観らが中心となって遺志を引き継ぎ、美術院を再興。以後、院展を拠点に活躍しました。1937(昭和12)年にはその多大なる功績により、第1回文化勲章を受章するなど、日本画壇のみならず日本の美術文化の発展に大きく貢献しました。
本展では、近現代日本画のコレクションで名高い足立美術館(島根県安来市)の所蔵作品から、初期の代表作「無我」や大気、光を輪郭線を用いずに色をぼかすことで表現した朦朧体の傑作「曳船」、生涯にわたって描き続けた富士の絵、朱色の紅葉が鮮やかに大画面を彩る円熟期の大作で、大観の全作品の中で最も豪華絢爛と評される「紅葉」など50点を展覧、明治・大正・昭和の激動の3時代を生きた大観の芸術、その生涯に迫ります。
開催日 | 2024年4月6日(土)~5月19日(日) |
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日時の詳細 | 月曜休館。ただし、月曜が祝休日の場合は開館し、翌火曜休館。 |
開館時間 | 午前9時30分~午後5時30分。入館は午後5時まで。 |
会場 | 北九州市立美術館・本館 北九州市戸畑区西鞘ケ谷町21-1 TEL:093-882-7777 |
観覧料 | 一般1700円(1400円) 高大生1300円(1100円) 小中生900円(700円) かっこ内は前売り、20人以上の団体料金 |
イベント | ■講演会 4月6日(土)午後1時30分~午後3時(開場・午後1時) ▽演題 足立美術館と横山大観コレクション ▽講師 安部則男氏(足立美術館学芸部長) ▽会場 北九州市立美術館本館アネックス3階レクチャールーム ▽定員 80人 ※聴講無料。事前申し込み制。詳細は北九州市立美術館HPで。 ■スライドトーク(学芸員が本展の見どころを解説します) ①4月13日(土) ②4月27日(土) ③5月2日(木) ▽時間 午前11時(約30分) ▽会場 北九州市立美術館本館1階エデュケーションルームA ▽定員 20人 ※聴講無料。午前10時から本館1階インフォメーションで整理券配付。 |
主催 | 横山大観展実行委員会 (北九州市立美術館、毎日新聞社、読売新聞社、西日本新聞社、テレビ西日本、テレQ、LOVE FM) |
特別協力 |
公益財団法人足立美術館 |
企画協力 | TNCプロジェクト |
協賛 | 九電グループ、福岡銀行、西日本シティ銀行、YKK AP、ゼンリン、西部ガス、安川電機、TOTO |
関連サイト | 北九州市立美術館 https://www.kmma.jp |