中島佑太 だれかと逃げ出せグーチョキパー!


 中島佑太(40)は、ワークショップを表現手法としている現代アーティストです。中島のワークショップは、あらかじめ決められたものを完成させるのではなく、参加者との対話によって内容も臨機応変に変わっていく柔軟さをもっています。それは一見すると自由気ままな遊びのようにも見えますが、参加者がやりたいことや必要なものを考えたり、ルールを決めたりしながら、その「場」をともにつくりあげていく活動です。

 「だれかと逃げ出せグーチョキパー」という不思議な言葉は、そうしたアーティストとしての中島の特徴を表しています。つねに誰かと一緒につくり、アイディアを出し合っていく中島のワークショップは、作品や作家の発想こそが優先されがちな美術館の価値観から逃れるものです。そこでは、三すくみの関係にあるグーチョキパーのように、誰もが対等な関係にあり、アーティストが一人ですべてを決めてしまうことはありません。

 会期中、中島佑太はほぼ毎日会場にいます。「岩を砕いて砂場を作る」「布で作った植物園のツタを伸ばす」「古新聞を集めて水平線を作る」「美術館で筋トレをする」などのワークショップを中島とともに体験してもらいます。

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2016年度から行われている北九州市立美術館でのプロジェクト「ぬいかけの植物園計画室」(23年撮影)
「あっちがわとこっちがわをつくる」(旅行に行くならイタリア派か、北海道派か)2015年、撮影:加藤甫
開催日 2025年7月19日(土)~8月31日(日)
日時の詳細 月曜休館(ただし、月曜日が祝日の場合は開館し、翌火曜日が休館)
開館時間 午前9時30分~午後5時30分。入場は午後5時まで。
会場 北九州市立美術館(本館)
北九州市戸畑区西鞘ケ谷町21―1
TEL.093-882-7777
観覧料 一 般800円(700円)
高大生600円(500円)
小中生500円(400円)
※会期中、ご本人は何度でもご入場できるパスポート制のチケットです。お名前をご記入の上、再入場の際にご提示ください。
※( )内は前売りおよび20名以上の団体料金。なお障害者手帳を提示の方とその同伴者1名(身体障害者手帳については等級が1~4級の場合に限る)は無料。北九州市在住の65歳以上の方は2割減免(公的機関発行の証明書等の提示が必要)。
※前売り券は、オンラインチケット(北九州市立美術館HPより)、ローソンチケット(ローソン、ミニストップ)、チケットぴあ(セブン-イレブン)、セブンチケット(セブン-イレブン)、e+イープラス(ファミリーマート)、小倉井筒屋、北九州モノレール主要駅で販売。
※オンラインチケット、デジタルチケットは、展覧会開催中は当日料金での販売となります。
公式オンラインチケット ※手数料0円・会員登録不要・スマホ表示/自宅印刷が選べます。
イベント ■じゅんびしつのワークショップ
じゅんびしつ(千葉県松戸市)メンバーによる星座をテーマにしたワークショップ《星めぐり》。
開催場所=展覧会場内
日時=8月2日(土)13:00~16:00
定員=10名まで随時参加可(事前申込不要)


■AZMAXガイドツアー
《家族のルールをつくる―東家―》の実践者、アートプラクティショナーAZMAXによる展覧会ガイドツアー!
集合場所=展覧会場内LDKツーリストカウンター
日時= 8月31日(日)①11:00~ ②14:00~(各回50分程度)
定員=各回10名程度(事前申込不要)


■中島佑太とランチする
日時=会期中毎週水曜日(受付は当日11:30まで)
参加費=ご自身の食事代をご負担ください。
受付=展覧会場内LDKツーリストカウンター。
開催場所=カフェ・ミュゼなど。
主催 中島佑太展実行委員会(北九州市立美術館、毎日新聞社)
後援 九州旅客鉄道、西日本鉄道、北九州モノレール、筑豊電気鉄道
特別協力 アート引越センター株式会社、アートチャイルドケア株式会社、グローバルピッグファーム株式会社、FROM FACTORY KITAKYUSHU
関連サイト 北九州市立美術館

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