2019年度織田作之助青春賞、奨励賞決まる


 大阪生まれの作家、織田作之助(1913~47年)にちなんだ「2019年度織田作之助青春賞」の受賞者が29日、発表された。

 青春賞(賞状・副賞30万円)は応募時24歳以下が対象で、熊本市の大学4年、丸井常春さん(21)=ペンネーム=の「檻(おり)の中の城」が選ばれた。優秀作のうち18歳以下の作者が対象の「奨励賞」(賞状・副賞図書カード5万円)は東京都北区、慶応女子高3年、楊美裕華さん(18)の「ざまぁおぼろげ」が選ばれた。「檻の中の城」は来年1月発売予定の「三田文学 2020年冬季号」(三田文学会発行)に掲載される。

 主催は織田作之助賞実行委員会(大阪市、大阪文学振興会、関西大学、パソナグループ、毎日新聞社)、協賛は一心寺、ルーブル書店。

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