第41回織田作之助賞候補作決まる 5作品、12月19日に選考


第41回織田作之助賞候補作と著者。著者は左から小川哲さん(©新潮社)、木下昌輝さん(露木聡子さん撮影)、藤井太洋さん、町屋良平さん(平松市聖さん撮影)、山崎ナオコーラさん

 

新鋭・気鋭の作家に贈られる第41回織田作之助賞の候補作が3日、決まった。選考会は19日、大阪市北区の毎日新聞大阪本社で行われる。

候補作は、小川哲さん「君が手にするはずだった黄金について」(新潮社)▽木下昌輝さん「愚道一休」(集英社)▽藤井太洋さん「マン・カインド」(早川書房)▽町屋良平さん「生きる演技」(河出書房新社)▽山崎ナオコーラさん「あきらめる」(小学館)――の5作品。これまでに小川さんは直木賞を、町屋さんは芥川賞を受賞している。

選考委員は、いしいしんじさん(作家)▽江南亜美子さん(書評家・京都芸術大学准教授)▽重里徹也さん(文芸評論家・聖徳大学特任教授)▽芝井敬司さん(関西大学理事長)▽古川日出男さん(作家)――の5人が務める。主催は織田作之助賞実行委員会(大阪市、大阪文学振興会、関西大学、毎日新聞社)。

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