第48回毎日農業記録賞《高校生部門》奨励賞
越前水仙に新提案～故郷の風景を次の世代へ～
永友翔（かける）＝福井県立福井農林高３年
スイセンは冬の福井の風物詩だ。中学の時、福井駅で行ったＰＲ活動がきっかけで、スイセンの普及に興味を持った。出身地の旧越廼村（現福井市）に「クリムソンクローバーを活用したスイセンの二毛作栽培」を提案したい。クリムソンクローバーは真っ赤なカーペットのような花をつける。春先は赤、冬は真っ白なスイセン。その光景が村のＰＲになる。スイセン農家の現状が、背中を押した。高齢化、獣害、後継者不足。今年、二毛作プロジェクトを始動、クリムソンクローバーのほ場にスイセンを定植した。将来は村でスイセン農家を営み、魅力を発信していく。