第50回毎日農業記録賞《高校生部門》奨励賞


普通科高校生がジャムを作って売ってみた~学校初の商品開発、放置果実の有効活用~

広島修道大ひろしま協創中・高2年
川西彩遥(あすみ)、足立帆香(ほのか)、桜田華愛(はるな)、前原侑香(ゆうか)<左から順>

 今年4月、新任の生物の先生が、部員ゼロの園芸部を復活させようとしていた。「何となく、面白そう」。直感した私たちは入部した。校内の農場の片隅に、果実も収穫されず放置されている3本のダイダイの木があった。「おいしいジャムにして商品化しよう」。他の食品との組み合わせで、オリジナリティーを目指した。風味を点数化して議論を重ね、瀬戸内海・因島(尾道市)産のミカン花粉のハチミツと、鞆の浦(福山市)の老舗みりんを使うことに決めた。商品名はダイダイの花言葉である「相思相愛」と校名「協創」を合わせた「創思創愛~だいだいジャム~」。オープンスクールで完売した。学校近くのラーメン屋でも完売、追加発注がきた。普通科の高校でも商品を開発し販売できることを実証した。次はポン酢を開発する予定だ。

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