第49回毎日農業記録賞《高校生部門》奨励賞


農業実習生から、販売部長に昇格

徳元悠惺(ゆうせい)=徳島県立城西高1年

 祖母が趣味でしている畑は約400坪。アグリビジネス課に進学したことをよいことに、祖母は畑に誘う。「ここで野菜の直売所がしたい」と祖母が宣言し、翌日には軽トラに野菜を積んで、始めた。完売は難しかったが、「どこか売れる場所を探して一緒に頑張ろう」とポジティブだ。フリーマーケットサイトを探すと、「販売部長をよろしくお願いします」と祖母。初めての野菜詰め合わせセットは1時間もたたず完売した。収穫は気が遠くなるような工程だったが、出品するとすぐに売れた。大雨で裂けたトマトは、トマトソースに加工する。「さすがばあちゃん!」。「専業農家ならもっと工夫をして被害を少なくすると思うよ。農業ってむずかしいよね」と話してくれた。

入賞者一覧に戻る

顕彰のイベント一覧へ

顕彰